高める
中強度の持続運動
歩くなどの有酸素運動を、自分に合った強さで続ける方法です。運動に慣れていない人は、軽い運動を短い時間から始め、少しずつ活動量を増やしましょう。
全身持久力を維持・向上させる目安
厚生労働省のガイドは、有酸素性の身体活動を中高強度で習慣的に行うことを勧めています。
- 1 回の時間
- 30 分
- 頻度
- 週 3 回以上
- 感じる強さ
- ややきつい
これは全身持久力を維持・向上させるための推奨です。運動を始める日に、すべてを満たそうとする必要はありません。出典: INFORMATION 6、2 ページ・第 6 節
強さは、何を目安にする?
厚生労働省が示す強度は、最高酸素摂取量(VO2peak)の 50〜75%程度です。日常の運動では、主観的に「ややきつい」と感じる程度が目安になります。
この割合は、酸素摂取量を基準にしています。最大心拍数にそのまま 50〜75%を掛けて、目標心拍数を決めることはできません。
原典は歩行、ランニング、水泳などを挙げています。運動の種類だけで強度を決めず、自分の体力や体調に合わせて選びましょう。
図でわかる
運動の前後まで、ひと続きで考える
1. 体調確認と準備
今日の状態を確かめ、準備運動を入れる。
2. 自分に合う運動
慣れていない人は、軽い運動を短い時間から。
3. 整理と振り返り
整理運動を行い、翌日の疲れも確認する。
日常生活に支障が出るほど疲れが残るときは休養し、次回の強さや量を控えます。体調が悪いときや運動中に異変があるときの対応は、下の安全の説明を確認してください。
慣れていない人の始め方
1. 今の状態を確かめる
最近の運動習慣、持病、服薬、気になる症状を確認します。持病がある人や服薬中の人は、始める前に医師に相談してください。
2. 軽い運動を短い時間から
活動量が少ない人は、まず今より少し体を動かし、状態に合わせて徐々に増やします。
3. 準備運動と整理運動を入れる
運動の前後も含めて時間を取りましょう。
4. 翌日の疲れも確認する
日常生活に支障が出るほど疲れが残るときは休養を取り、次回の強さや量を控えます。
始め方と安全の説明は、INFORMATION 4(1〜4 ページ)に基づきます。
体調が悪い日は休む。異変があれば中止する
運動前に発熱、めまい、胸の痛みなどがある日は、無理に運動せず休養を取り、必要に応じて医療機関に相談してください。
運動中に胸の痛み、動悸、めまい・ふらつき、冷や汗など、体調に異変を感じたら、直ちに中止してください。
β遮断薬など、心拍数に影響する薬を使っている場合は、心拍数を運動強度の目安にできないことがあります。運動の強さについて医師に確認してください。
数値の変化を保証するものではありません
ここで紹介したのは公的な推奨です。VO₂Max の変化には個人差があり、特定の期間で一定の数値に達することを約束するものではありません。
自分の VO₂Max の値を持っている人は、年代の目安と比べるツールや年代別の表で確かめられます。値だけで運動の可否を判断しないでください。
出典
- 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」INFORMATION 6「全身持久力(最高酸素摂取量)について」 https://www.mhlw.go.jp/content/001195874.pdf
- 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」INFORMATION 4「身体活動・運動を安全に行うためのポイント」 https://www.mhlw.go.jp/content/001195872.pdf
監修: なし(出典あり)内容の最終確認: 編集方針