年代別の VO₂Max の目安
日本人を対象にした研究をまとめた推定平均値(表 1)と、厚生労働省が 2023 年に改定した全身持久力の基準値(表 2)です。基準値は、生活習慣病などの発症や、それによる死亡のリスクを下げることが期待される値です。
自分の値と比べたいときは、年代の目安と比べるツールを使ってください。
平均値は「集団の目安」
研究をまとめて推定した、同じ年代の平均です。一人ひとりの目標値ではありません。
基準値は「公的な目安」
厚生労働省が示す全身持久力の目安です。平均値とは意味が異なります。
どちらも個人の診断や、運動をしてよいかの判断には使いません。
同じ年代の目安を知る
年代ごとの推定平均を、図で見る
単位:mL/kg/分
10〜19歳
男性51.2女性43.220〜29歳
男性43.2女性33.630〜39歳
男性37.2女性30.640〜49歳
男性34.5女性27.450〜59歳
男性31.7女性25.660〜69歳
男性28.6女性23.470〜79歳
男性26.3女性23.1
目安を知ったら、次の一歩へ
自分の体力や体調に合う運動を、短い時間から。
表 1 日本人の推定平均値(mL/kg/分)
| 年代 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 10〜19歳 | 51.2 | 43.2 |
| 20〜29歳 | 43.2 | 33.6 |
| 30〜39歳 | 37.2 | 30.6 |
| 40〜49歳 | 34.5 | 27.4 |
| 50〜59歳 | 31.7 | 25.6 |
| 60〜69歳 | 28.6 | 23.4 |
| 70〜79歳 | 26.3 | 23.1 |
23 本の論文から、男性のべ 54,611 人、女性のべ 24,100 人の値を統合した推定値です(厚生労働省 2023)。 元研究は1977〜2013年に得られたデータを用いており、現在の日本人全体を代表する全国調査ではありません。参加者の偏りや研究方法の違いもあります(Akiyama ら 2023)。
表 2 全身持久力の基準値(2023 年改定)
| 年代 | 男性 | 女性 | ||
|---|---|---|---|---|
| メッツ | mL/kg/分 | メッツ | mL/kg/分 | |
| 10〜19歳(参考値) | 14.5 | 50.8 | 12.0 | 42.0 |
| 20〜29歳 | 12.5 | 43.8 | 9.5 | 33.3 |
| 30〜39歳 | 11.0 | 38.5 | 8.5 | 29.8 |
| 40〜49歳 | 10.0 | 35.0 | 7.5 | 26.3 |
| 50〜59歳 | 9.0 | 31.5 | 7.0 | 24.5 |
| 60〜69歳 | 8.0 | 28.0 | 6.5 | 22.8 |
| 70〜79歳 | 7.5 | 26.3 | 6.0 | 21.0 |
- メッツの値は厚生労働省の表のとおりです。mL/kg/分 の列は、厚生労働省の注記(メッツ値を 3.5 倍すると換算できる)に従って、このサイトで計算し、小数第 1 位に丸めました。
- 表のメッツの強さの運動や生活の活動を約 3 分間続けられれば、基準を満たすと考えられています。
- 10〜19 歳の値は、死亡や病気との関係が明確でないため参考値です。
- 80 歳以上の基準値は示されていません。
表の読み方
厚生労働省の資料によると、重い荷物を運ぶような 8 メッツの活動を 3 分以上続けられるのは、男性の 60 歳代、女性の 40 歳代のおよそ半数です。
2013 年の基準値は、20 歳代の男性では低すぎ、50 歳代以上では男女とも高すぎて、実態と合っていませんでした。そこで 2023 年に、年代ごとの新しい基準値が示されました。このサイトでは新しい値だけを使います。
出典
- 厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」INFORMATION 6「全身持久力(最高酸素摂取量)について」 https://www.mhlw.go.jp/content/001195874.pdf
- Akiyama H, Watanabe D, Miyachi M. Estimated standard values of aerobic capacity according to sex and age in a Japanese population: A scoping review. PLoS One. 2023;18(9):e0286936. https://doi.org/10.1371/journal.pone.0286936
監修: なし(出典あり)内容の最終確認: 編集方針